はじめに
カードローンを利用しようと思ったとき、
「銀行・消費者金融・クレジットカード会社、どこを選ぶべき?」
と悩む方が多いのではないでしょうか。
金利・審査の通りやすさ・融資スピードなど、カードローン選びにはさまざまな要素があり、初心者にはわかりにくい部分も少なくありません。
この記事では、カードローンを選ぶための重要ポイントを整理し、
どのタイプのカードローンが自分に合っているか わかるように解説します。
1. カードローンは大きく3つのタイプに分かれる
まず、カードローンには次の3つの分類があります。
■ ① 銀行系カードローン
都市銀行・地方銀行・ネット銀行が提供するカードローンです。
特徴:
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金利が3タイプの中で最も低い
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返済計画が立てやすい
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審査が厳しめ
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即日融資は不可(法改正により)
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信用情報のチェックが厳重
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安定した職歴・返済能力が重視される
「金利を抑えて長期的に返済したい人」に向いています。
■ ② 信販系カードローン(クレジットカード会社系)
クレジットカード会社や信販会社が提供するカードローンです。
特徴:
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比較的審査は丁寧でバランス型
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金利は銀行と消費者金融の中間
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クレジットカード利用者なら申し込みやすい
-
大手の安心感がある
すでにその会社のクレジットカードを持っている場合、管理がしやすい点が魅力です。
■ ③ 消費者金融系カードローン
アコム・プロミス・アイフルなどの貸金業者が提供するカードローンです。
特徴:
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審査が比較的柔軟
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即日融資に対応
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Web完結・スマホ完結が充実
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無利息期間サービスがある場合も
-
金利は最も高い
「今日中に借りたい」「勤務年数が短くても通りやすいところが良い」という人には最適です。
2. カードローンの選び方|5つのポイントで比較する
次は、実際にカードローンを選ぶ際の基準を5つに絞って解説します。
■ ① 金利で選ぶ
カードローン選びの基本は金利比較です。
-
銀行系:低い(年3〜15%程度)
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信販系:中間(年6〜18%程度)
-
消費者金融:高め(年3〜18%程度)
長く借りるほど利息差が大きくなります。
短期借入・少額借入なら大差ないこともありますが、長期・高額なら銀行系が有利です。
■ ② 審査の通りやすさで選ぶ
審査基準の一般的な順序は以下の通りです。
通りやすい → 通りにくい
消費者金融 > 信販系 > 銀行系
特に銀行系は、
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勤続年数
-
他社借入
-
安定収入
を重視するため、申込条件が厳しめです。
■ ③ すぐに借りたいかどうか
急いでいる人は、審査スピードが最も重要です。
| 種類 | 即日融資 |
|---|---|
| 銀行系 | ✕(不可) |
| 信販系 | △(会社による) |
| 消費者金融系 | ◎(最短30分) |
即日融資を求める場合は、消費者金融系が王道です。
■ ④ 初回特典(無利息期間・ポイント)
消費者金融の多くは、初回利用者向けに「30日間無利息」などのサービスを提供しています。
短期借入が前提なら、
“無利息期間のある消費者金融”が最もコスパが良い ケースもあります。
■ ⑤ 返済方法の使いやすさ
返済方法が自分の生活スタイルに合っているかも重要です。
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アプリ返済
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コンビニATM
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自動引落
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銀行振込
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スマホ決済
特にアプリ返済やスマホ完結ができる会社は、日常の負担が少なく安心です。
3. 利用目的別|おすすめの選び方
次は、目的に合わせた最適な選び方を紹介します。
■ ① とにかく金利を下げたい
→ 銀行系カードローンが最有力
ただし審査は厳しめなので、職歴・年収が安定している人向けです。
■ ② 今日中に借りたい
→ 消費者金融系カードローン
最短30分で借入できる場合もあり、Webで完結できます。
■ ③ 少額を短期だけ借りたい
→ 無利息期間のある消費者金融
30日無利息なら、うまく返済すれば利息ゼロで利用可能。
■ ④ 他社借入が多い・審査に不安がある
→ 消費者金融系 + 信販系
早く借りられ、審査基準も比較的柔軟。
■ ⑤ クレジットカード管理と一本化したい
→ 信販系カードローン
返済・管理がシンプルになり、ポイント還元がある場合も。
4. 初心者がやりがちなNG行動
カードローン選びで失敗しやすいパターンを紹介します。
■ ① 無利息期間だけで選ぶ
利息ゼロは魅力ですが、期間終了後の金利が高い場合もあります。
■ ② 借入上限だけで選ぶ
限度額の高さ=審査に通るわけではありません。
むしろ限度額が高いほど審査は厳しくなります。
■ ③ 複数同時申込(申込みブラック)
短期間に複数申し込むと審査に不利になります。
必ず1社ずつ、慎重に進めましょう。
■ ④ 不明点を調べずに申し込む
返済方法や手数料を確認しないと、後で負担が増えることがあります。
まとめ
カードローン選びで重要なのは、
「自分の状況 × 目的」 で最適な種類を選ぶことです。
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金利重視 → 銀行系
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審査に不安 → 消費者金融
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今日中に借りたい → 消費者金融
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管理のしやすさ → 信販系
まずは迷わず、
① 金利、② 審査基準、③ スピード、④ 返済方法
の4つを比べてみてください。
自分にとって無理のない借入・返済計画を立てれば、カードローンは便利で安全なサービスとして活用できます。

