未成年者は民法でその法律行為について制限があります。
民法第五条:未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。(後略)。
従ってキャッシングする場合の契約は即日であってもなくても法律行為なので法定代理人の同意を得なければなりません。
こういった状況で未成年が即日キャッシングすることが出来るのかを解説していきます。
銀行カードローン
未成年で即日キャッシング出来るかを検討します。
まず銀行カードローンの申込み条件を見てみます。
1)三菱東京UFJ銀行のバンクイック
申込み条件:年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人の方
2)三井住友銀行カードローン
申込み条件:申込時満20歳以上満69歳以下の方
となっており未成年で即日キャッシング可能かどうかの前に申込みが20歳以上となっています。
信用金庫カードローン
未成年で即日キャッシング出来るかを検討します。
続いて地元密着の信用金庫のカードローンの申込み条件を見てみます。
1)京都中央信用金庫
申込み条件:契約時年齢満20歳以上65歳以下の方。
2)きのくに信用金庫
申込み条件:契約時の年齢が満20歳以上65歳以下で、安定した収入のある方。(主婦・パート・アルバイトの方もOK!)
となっており、どちらも20歳以上となっており、未成年で即日キャッシングは不可能となっています。
消費者金融での可能性
消費者金融で未成年の即日キャッシング出来るかを検討します。
1)プロミス
申込み条件:年齢20歳以上、69歳以下のご本人に安定した収入のある方
2)アコム
申込み条件:20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、アコムの基準を満たす方
3)アイフル
申込み条件:満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で、アイフルの基準を満たす方
となっており、消費者金融でも未成年の即日キャッシングは出来なくなっています。
中堅消費者金融での可能性
大手3社では未成年の即日キャッシングは不可能でしたので、中堅消費者金融ではどうなっているのか調査しました。
1)セゾンファンデックス
申込み条件:20歳から69歳までの毎月定期収入のある電話連絡可能な方。
2)オリックスクレジット
申込み条件:日本国内に居住し、年齢満20歳以上69歳までの方で毎月定期収入のある方。
となっており、中堅消費者金融でも未成年の即日キャッシングは対応していませんでした。
未成年のキャッシング問題点
未成年の即日キャッシングについて、銀行、信用金庫、消費者金融、中堅消費者金融を見てきましたが、対応しているところは探せませんでした。理由としては民法第5条の規定にあると思われます。
民法第五条:未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。(後略)。
従って、法律行為であるキャッシング契約も法定代理人の同意を得る必要があします。
そういった理由で未成年の即日キャッシングに対応しているカードローンがないのではないかと思われます。
学生ローン
未成年の即日キャッシングは銀行等では対応していませんが、学生ローンと言われるところではどうでしょうか。
様々なところで未成年の即日キャッシングに対応しているところを探しましたが、学生であっても20歳以上が必須条件になっているところばかりという状況でした。
ただ、唯一対応可能となっていたのは、下記業者でした。
・アイシー企画株式会社
貸付対象者:首都圏在住、在学の安定した収入のある18歳以上の学生の方(高校生、予備校生は不可です)
首都圏在住であれば検討してみても良いかもしれません。
まとめ
未成年の即日キャッシングの可能性について見てきました。
銀行、信用金庫、消費者金融、中堅消費者金融の申込み条件は次の様なものとなっていました。
1)三菱東京UFJ銀行のバンクイック
申込み条件:年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人の方
2)京都中央信用金庫
申込み条件:契約時年齢満20歳以上65歳以下の方。
3)プロミス
申込み条件:年齢20歳以上、69歳以下のご本人に安定した収入のある方
4)セゾンファンデックス
申込み条件:20歳から69歳までの毎月定期収入のある電話連絡可能な方。
どこの会社も未成年の即日キャッシングには対応していませんでした。
理由としては民法5条の規定が影響しているものと思われます。
ただ、学生ローン会社では取り扱っているところもある様です。