【インタビュー】超一流企業の重役の支払い遅れ、秘書の方に話せません

金融会社で働いていた方からのインタビューを再構成した記事です。

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超一流企業の重役への回収電話

金融会社でお金を借りる方は様々な方がいらっしゃいます。
その中で入金が遅れている方にはもちろんお電話させて頂きます。

店長:「この人達に架電しておいて。」
架電というのは電話すると言う意味です。皆さんご存じなのか知りませんが、私はこの会社入って初めて聞きました。
私:「はい。」

このお客様には職場に電話することになりました。
ピポポポ、トルルル

受付:「はい、○○株式会社でございます。」
私:「私、○○と申しますが、○○部長お願いいたします。」
受付:「少々、お待ち下さいませ」
部署に転送されている様子。

秘書:「はい、部長の○○の秘書でございます。」
えっ、秘書、秘書。そんなご職業の方とお話しするのは初めてです。
あ、良く見たら多分、日本で知らない人がいない位の超大企業の部長さんじゃないですか。

私:「あ、はい。○○部長はご在席ではありませんでしょうか。」
秘書:「中国に出張でして、今夜帰国はするのですがxxのパーティーに出席しなければならないので、ご連絡が付くかどうか。」
私:「分かりました。個人的なお話なので、○○番まで折り返しお電話頂ける様にお願いできますでしょうか。」
秘書:「承知いたしました。」

後でそのxxパーティ調べたら、大臣とかが出席する様なパーティーでした。
何でそんな偉い人がお金借りて返すの忘れるんでしょうか。
店長に報告すると、

店長:「じゃあそのパーティに回収に行ってこいよ。」

と言われました。行けるか!!

こういった偉い方でも、家計を奥様が握っていて、自由に使えるお金がないそうで割と超高額所得者と思われる方が借りに来られることが多いそうです。
でも、秘書の方に回収の電話掛けたのは初めての経験で緊張しました

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