カードローンと金利の誰にでも分かる解説

カードローンを申し込み際に選択基準の一つとして金利があると思います。
でも、金利とは一体どういうもので、どの様に決められるのでしょうか。
カードローンの金利について解説していきましょう。

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金利とは

まずは金利について基本的なことですが、確認しておきましょう。
簡単に言えば、金利とはカードローンした際の手数料を決めるものです。
この金利とカードローンでキャッシングした残高を計算して利息と呼ばれる手数料を支払うことになります。
この手数料である利息がカードローンを提供している会社の儲けと言うことになります。

金利と利息と残高の関係

カードローンでキャッシングする際に金利によって利息という手数料が決まります。
もう一つ利息を決める大きなものはキャッシングした金額です。この金額を元金(がんきん)や残高と呼びます。
計算方法は次の通りとなっています。
残高×金利×借入期間÷365日=利息
となっています。ここで出てくる借入期間は借りている日数となります。
例えば、12月1日〜12月11日まで借りたとすると、経過日数は10日になります。
11日じゃないのと思われるかも知れませんが、通常のカードローンでは初日不算入となっています。
ですので、借りた日は経過日数の計算に入りません。借りた日にそのまま返すと利息は0円です。
金利は年率で表示されているので365日で割って1日辺りの利息を算出しています。

金利の決まり方

例えば、三井住友カードローンの場合は次の様に契約極度額によって金利が決まっています。
契約極度額(けいやくきょくどがく)は利用限度額、与信枠等とも呼ばれる借りられる上限額のことです。
この範囲内であればキャッシングが出来るというものです。

契約極度額:金利
100万円以下:年12.0%〜14.5%
100万円超200万円以下:年10.0%〜12.0%
200万円超300万円以下:年8.0%〜10.0%
300万円超400万円以下:年7.0%〜8.0%
400万円超500万円以下:年6.0%〜7.0%
500万円超600万円以下:年5.0%〜6.0%
600万円超700万円以下:年4.5%〜5.0%
700万円超800万円以下:年4.0%〜4.5%

見ると分かる様に契約極度額が高くなると金利が低くなっています。
例えば100万以下であれば、一番低くても12.0%です。700万円超の一番高いランクになると最低金利である4.0%となります。
同じ100万円を1年間借りるとするとそれぞれ次の様な利息になります。
・12.0%の場合
100万円×12.0%=12万円
・4.0%の場合
残高100万円×金利4.0%=4万円
・利息の差
残高12万円-金利4万円=8万円
1年間で8万円の差が発生します。
同じ100万円キャッシングするのであれば、出来るだけ金利は低い方が得と言うことです。

金利を低くする方法1

金利が低いと得という話をしましたが、ではどうすれば低い金利で契約することが出来るのでしょうか。
カードローン提供側の立場になって考えて見ます。
カードローン提供会社である金融機関、クレジットカード会社、消費者金融は出来るだけ高い金利でキャッシングを提供した方が利益が上がります。
それなのに金利を下げる理由は、他の会社より自社のカードローンを使ってもらいたいからということになります。つまり、色々な会社が提供しているカードローンの中から選んでもらう為に金利を使っているのです。
色々なカードローンを選べる立場になれば、金利を低くしてもらえるということになります。
選べる立場ということは各会社のカードローンが使える、つまり審査に通るということです。
ですので、ご自身の属性(社会的地位)が高ければ金利の低いカードローンが使えることになります。
但し、自分の属性を上げることは一朝一夕にはいきません。

金利を低くする方法2<会社を選ぶ>

金融機関、クレジットカード会社、消費者金融と様々な会社からカードローンを提供しています。
ここで、三井住友銀行のカードローンとプロミスのカードローンの金利を比較してみましょう。
・三井住友銀行カードローン
年4.0%〜14.5%
:プロミス
年4.5%〜17.8%
となっています。一番高い金利を比較すると17.8%と14.5%で3%以上の差があります。
一番低い金利でも4.0%と4.5%で0.5%ですが差が出ています。
三井住友銀行のカードローンを選んだ方が得になる可能性があります。
でも、金融機関の審査は厳しいと聞くし、敷居が高くてと思っている方がいらっしゃるかもしれません。
ここで三井住友銀行とプロミスを比較したのには実は意味があります。
三井住友銀行の商品案内ページのお申し込み頂ける方のところに下記の記述があります。
・お申込時満20歳以上満69歳以下の方
・原則安定したご収入のある方
・三井住友銀行指定の保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証を受けられる方
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社とはプロミスのことです。
保証を受けられるということの意味は審査に通るということです。
審査するのは三井住友銀行に申し込んでもプロミスへ申し込んでも、プロミスが行うと言うことになっています。もちろん、それぞれで審査の基準は違いますが、手順は同じになっています。
従って、金融機関だからと思わずに申し込めば、プロミスでは17.8%の金利の方が三井住友銀行では14.5%ということもあり得ます。
大体、金融機関のカードローンの方が金利は低くなっているので申し込む際には検討しておくと良いでしょう。

利息を低くする方法

金利を低くする方法を紹介してきました。少し、ハードルが高く感じられたかも知れません。
そこで次は実際に支払う手数料である利息を低くする方法を考えていきましょう。
利息は次の計算式で算出されます。
利息=残高×金利×借入期間
金利は変わらないとすれば、残高と借入期間を少なくすれば支払う利息を減らすことが出来ます。
残高は借りている金額です。
これを減らすには入金を出来るだけすることになります。
残高100万円と残高50万円では1ヶ月(30日間)で利息の差はどの程度違うのでしょうか。
14.5%の金利でキャッシングしているとして計算してみます。

・残高100万円
100万円×14.5%×30日÷365日=11,917円(円未満切り捨て)

・残高50万円
50万円×14.5%×30日÷365日=5,958円(円未満切り捨て)

たった1ヶ月でも6,000円近くの差額が発生しています。
それでは借入期間ではどの様な差が出るでしょうか。
100万円を30日借りた場合と10日借りた場合で見てみましょう。
金利は14.5%として計算します。

・残高100万円を30日間借りた場合
100万円×14.5%×30日÷365日=11,917円(円未満切り捨て)

・残高100万円を10日間借りた場合
100万円×14.5%×10日÷365日=3,972円(円未満切り捨て)

30日借りた場合と10日借りた場合では8,000円近く変わります。たった20日とはいえ大きな違いが出ます。

まとめ

カードローンと金利について見てきました。
金利とはカードローンを使う場合の手数料を決定する率でした。
残高、金利、利息は次の関係になっていました。
残高×金利×借入期間÷365日=利息
金利を低くする方法について2つ考えて見ました。
1つは属性(社会的地位)が高ければカードローン会社から低金利が提供されるというものでした。
もう1つは提供会社を選ぶことです。金融機関の方が金利が低い場合が多いので、金融機関のカードローンへ申し込んでみることでした。審査は保証会社が行っていることを三井住友銀行とプロミスの例を挙げて説明しました。
また、利息の支払額を減らす方法として残高を減らす、借入期間を減らす方法を紹介しました。
カードローンを利用する際には金利だけでなく、残高、借入期間にも注意してうまく使う様にしてはどうでしょうか。

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